1995年1月17日の記憶はまだ消えません。そこえ来て2004年11月の中越地震は、今世紀前半に確実視される南海地震のことを思い起こさせます。近年の大型台風の襲来数も、大和川とともに生きなければならない私たちには、「もしも」の時を想定させてしまいます。
私たちにとって守るべき財産の筆頭は、やはり自分たちの命です。
10月16日、管理組合の委託を受ける形で防災マニュアル作成委員会が立ち上がりました。その中で以下の事柄について考えていかなければならないと、指針が提案され管理組合をはじめ、町会のほうへ提示、議論されることを希望しました。
ファミリートーク新北島・防災に関する指針
1. 災害時の目標
人的な被害を最小限にとどめ、情報不足から来るパニックを回避し、実行可能なマニュアルにそって行動する。速やかに地域および行政の指揮下に入り、サービスの提供を受ける。 |
2. 想定すべき災害
● 地震 最も重要で、このマニュアルの中心
● 火災・ガス爆発 日常から注意が必要
● 水害・津波 3階以下の人は上の階へ避難
3. 組織 [防災リーダー]
・[災害時]防災リーダーを各階ごとに決めておいて、災害の際リーダーを中心に各階ごとに行動する。防災リーダーは公務員、管理組合役員をさけ、また近隣の様子をよく知っている人から複数[町会役員含]、序列を含めて決めておく。
・[事前の組織化]そのために、各階ごとの会議を管理組合によって開き、趣旨の徹底と、居住者の状態[独居老人]把握をすすめる。
・[評価]防災の体制がどこまで進んでいるか。定期的な評価をする。
(災害リーダー・各階班長は消防訓練の際の結果を後日管理組合へ報告する。)
※ 管理組合役員はサルベージ、マンションの保全に尽力し任務を明確に分担する。
4. 管理組合の備え
各家庭で備えるべきこととは別に、救護、誘導などに必要な備品の確保、台帳
5. 避難場所
ファミリートーク新北島としては、当面避難場所を定めず移動しないと定める。
3.11後2011-4-2拡大防災対策委員会にて変更
6. マニュアル
・初期行動マニュアル ・非常持ち出し一覧 ・管理組合防災備品一覧
7. 安否確認用の住民一覧表[管理組合用]
8. 災害時初期行動
・ 家人の安全確保・安否確認 ・ 火気消火
・ ドアの開放 ・ 隣家の安全確認
・ 防災リーダーによる安否確認・避難の決定 ・ 1次持ち出しを持って避難
9. 評価 震度4以上の時、どの階がマニュアルどおりにやれたか評価